日本の2つの施設を対象とした調査では、患者への使用後にシースを取り外したのち通常の方法でクリーニングした超音波プローブのそれぞれ98.1%と94.1%から細菌汚染が検出されました。 また、汚染されたプローブの半数以上から病原性を有する細菌が見つかり、この中にはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)も含まれていました。1
以下に示す通り、他の調査でも不適切な超音波プローブの消毒方法では微生物汚染が残存していることが示されています。
ベストプラクティスの再処理が実施されていない場合、患者の安全性や、施設の財政的および評判の健全性がリスクにさらされます。
不適切に消毒された体腔内超音波プローブの使用によるB型肝炎ウイルスの感染死亡例が報告されています。6
英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は国内の医療機関に対し、すべての超音波消毒方法を見直すよう注意喚起を行いました。
スコットランドの保健当局が主導した調査では、体腔内超音波検査を受けた患者群では検査30日後までの感染リスクが有意に高いことが明らかになりました。7
調査の時点では、施設の90.5%がこれらの超音波プローブの高水準消毒(HLD)を行っていませんでした。
この調査の対象となった982,911人の患者のうち、330,500人が婦人科系の患者でした。そのうち60,698人が経膣超音波検査を受けていました。 経膣超音波検査後の感染リスクの増加率は驚くべきものでした。7
同国の保健当局は現在、腔内超音波プローブにHLDを推奨しています。
超音波プローブは、交差感染のリスクを軽減するために使用前の適切な消毒が必要です。
スポルディング分類は、超音波プローブをどのように使用するかに応じた消毒方法を示しており、国際的な超音波プローブ再処理ガイドラインの基礎となっています。スパルディング分類と超音波プローブの再処理ガイドラインの詳細はこちら。
コンドームでは最大13%、医療用プローブカバーでも最大5%の確率で破損が認められます。8-11 最近の論文では、プHLDローブシースがHLDの必要性に取って代わるものではないことが再確認されています。11,12
ある研究では、ワイプを使用したLLDの後に経膣超音波プローブをサンプリングしました。 その結果、LLD は本来細菌を排除できる方法であるにもかかわらず、20%を超えるプローブヘッドから細菌汚染が検出されました。(下図)。3
同じ研究においてtrophon®を用いた自動HLDでは、プローブヘッドとハンドルの両方から細菌を除去することに成功しました。3
trophon® 製品のラインナップに含まれる trophon®2 および trophon® EPR は、いずれも超音波で活性化した過酸化水素を用いる技術を中心とした装置です。